股関節は体の中で、最も大きな関節です。その構造上から想像できる通り、大きな負荷に耐えられるようになっています。そのため、生まれつき関節の構造が弱い臼蓋形成不全や軟骨がすり減る変形性股関節症になると、その負荷に耐えきれず、年をとるにつれ骨の変形が増し、痛みが強くなる傾向にあります。股関節の変形は今の医学では治すことはできません。大切なのは、変形の進行を遅らせることです。そのためには患部の安静と股関節まわりの筋肉をつけることと、柔軟性を高めることです。しかし、この2つは相反することになります。ですので、患部に負担かけずにトレーニングする必要があります。もし、トレーニングや関節の痛みによる治療に興味がありましたら、ご連絡ください。※変形が強い場合は、手術を進めることもあります。

関節軟骨は、関節の表面を覆っている厚さ2~4mm程度の層

手術適応であるか、ないかの判断が大切

まず、はじめに股関節の痛みに言えることですが、股関節の状態を把握することが大切です。MRIやCTの診断機器がある整形外科の診断を受けることをおすすめします。骨の変形が進行期(※下図参照)に入ってしまうと、関節の隙間が狭くなったり、骨のう胞(骨の一部が空洞化)や骨棘(骨にトゲができる)がおこり、痛みが強くなります。この状態での保存的治療(手術をしない)を施術しても、一時的の痛みの改善はあっても、完全に治すことは難しいです。年齢的な問題や生活の支障度などもあるので、骨の変形だけでは判断はするのは、難しいですが、変形したものは元には戻らないことは確かです。そのことも踏まえて、考えてみてはいかがでしょうか。