2010年10月17日、日曜日に前々から興味があった「ナンバ歩き」の講座を受けに行って来ました。皆さんが正しいと思われている、「大股で腕を大きく振り後方の脚で地面を蹴り出す歩き方」は、西洋から来た歩き方で着物を着ていた日本には、大股で歩くことは困難で、そのような歩き方はしていなかったようです。
今回、この「ナンバ歩き」に興味をもったのは、今まで、歩き方についての講演を何回か聞く機会がありましたが、教授らの話では「大股で腕を大きく振り後方の脚で地面を蹴り出す歩き方」でした。この歩き方も間違っているわけではないのですが、答えが1つではないことに気がついたことが、大きくナンバ歩きに興味を持ちました。

キーワード  歩く≠トレーニング  歩く=楽

ウォーキングも辛かったら続きませんよね(^_^;)

ナンバの動きを提唱する矢野龍彦教授

ナンバについて講演してくれました。桐朋学園大学の矢野龍彦教授です。矢野教授は、古武術の動きである「ナンバ歩き・走り」を取り入れたスポーツ理論などを提唱・指導している。その結果、無名だった桐朋学園のバスケットボール部をインターハイ出場へと導き、そして日本陸上競技選手権大会の男子200mで20秒03のアシア新記録を出した末續慎吾もナンバ゙走りの動き取り入れて成果を出した一人です。そんな古武術の動きをわかりやすく解説してくれました、矢野教授をご紹介します。

矢野龍彦教授プロフィール

  • 1952年 高知県生まれ
  • 筑波大学体育学修士課程コーチ学修了
  • 桐朋学園大学教授
  • 陸上競技上級コーチ
  • 桐朋高校バスケット部コーチ
  • 担当授業内容
    メンタルトレーニング
    心身コントロール
    ナンバ歩き ナンバ術
    シェイプアップ・ゴルフ
    健康教育等・・など
  • 著書
    「スポーツの話」創文企画
    「ナンバ式!元気生活」ミシマ社
    「ナンバの心身対話術」MCプレス
    「ナンバ式快心術」角川Oneテーマ新書
    「ナンバの身体論」光文社新書
    「癒しのジョギング」ランナーズ社など

ナンバの動き

ナンバの動きというのは、江戸時代までの着物を着て草履を履いて生活していたときの動きである。着物を着崩さないで草履の鼻緒を切らないで動くことは、かなり制限のある動きとなる。装いが、動き自体を制限してくる。それでも一日中に農作業をこなし、武士は素早く力強い動きをしていた。そのために動きを創意工夫して合理的にしていったのがナンバの動きである。ナンバの動きを分析していくと、を意識して出来るだけ「捻らず、うねらず、踏ん張らず」という身体の使い方になる。
現代の一般的な動きは幕末維新に西洋の武器とともに入ってきた軍隊式の動きである。洋服を着ているため着崩れることはないし、靴で足が守られているため足運びに鈍感になる。

ナンバ歩きと普通の歩きの比較

「ナンバ歩き」と「普通の歩き方の違い」を説明致します。どちらの歩き方も正しいと思います。しかし「ナンバ歩き」は普段、使われにくくなった筋肉も目を覚まし、ウォーキング後にひと味違った快感を自分は感じ「普通の歩き方」よりもコア(インナーマッスル)の動きが大きく働くように感じました。下図の項目の4・7・9・11・12は、大きく違いあると思います。また次回に実際の歩きを説明します。

ナンバ歩き

  • 骨を意識して動く

  • 動きを工夫する

  • 全身を連動させて動く

  • 体幹を捻らないで動く

  • 上半身と下半身の連動

  • 身体(腰)に無理がかからない

  • 腕の引き上げ押し下げ

  • 踏ん張らないで動く

  • 後ろ脚を前に運ぶ意識

  • 足首・膝・腰が楽

  • 脚裏全体で着地する意識

  • 膝を意識して伸ばさない

  • 頑張り感を消すように動く

  • 余計な力を入れない

  • エレガントな動き

普通の歩き

  • 筋を意識して動く

  • 筋肉トレーニング

  • 全身に力を入れて動く

  • 体幹を捻って動く

  • 上半身と下半身の捻りを利用

  • 身体(腰)に無理がかかる

  • 腕を前後に振る

  • 踏ん張って動く

  • 前脚で着地しキックをする意識

  • 足首・膝・腰が緊張

  • 踵から力強く着地する意識

  • 膝を意識的に伸ばす

  • 元気よさそうに見せるように動く

  • 無駄な頑張りがある

  • カジュアルな動き

まとめ ナンバ歩きの効用(利点)

体幹の筋肉を使いやすくなるため

  • 長時間歩いても疲れない
  • 坂道や階段が楽に上がれるようになる
  • 荷物を持っていても楽に歩ける

まとめ 普通の歩きの効用(利点)

下肢の筋肉を意識するため

  • 筋肉に刺激を与えやすく、筋肉トレーニング効果が上がる
  • 歩幅が広くなるので、股関節の柔軟性が上がる
  • 心拍数が上がるため、心肺機能の向上につながる

コメントを残す