変形性股関節症|臼蓋形成不全症で、手術をした方がいいか?手術をしない方がいいか?と質問されることが多いですが、年齢や股関節の骨の変形の程度や家庭環境など、様々な要因があるので一概には判断は難しいです。今後の人生設計の為にも、変形性股関節症や臼蓋形成不全症の正しい知識を学び、その上で、どうするか判断された方がいいと思います。
ちなみに日本股関節学会所属の専門医の方々に診てもらえれば、より適切な情報を得ることができるのではないでしょうか。

手術のメリット

  • 痛みがなくなったり、生活が楽になったりする

手術のデメリット

  • 病気のなる前に戻るわけではない
  • 人工関節の手術の場合、無理をすると、摩耗したり破損したりする
  • 出血や感染症や血栓などのリスクがある

手術の基準

前股関節症|初期

整骨院で治療ができます。マッサージ・ストレッチ・筋肉強化等をし痛みを減らし進行期・末期になるのを遅らせるようにさせます。

進行期|末期

人工関節置換術の適応になります。ここまで変形が強くなると、保存療法(手術をしない方法)では一時的に良くなることがあっても、痛みがとれることは難しいです。かえって、放置していると膝や腰に負担がかかり2次的損傷が起きてしまうことも考えられるので、整形外科の先生に相談をされることを、おすすめします。

手術の基準 その2

股関節の変形だけでは、判断するのは難しいので、以下の基準を設けています。

  • 痛みの程度
  • 生活の不便さ
  • 年齢

手術の種類

骨切り術

股関節の変形(臼蓋形成不全)があるものの、まだ軟骨や骨の変形が軽度の初期に方(年齢が若い方)が対象。初期の内に臼蓋形成不全を改善することで半永久的に股関節ができるので早めの決断が必要です。

人工股関節置換術

関節の変形が強い末期の方におこなわれます。痛みが確実に取れますし、動きもよくなる。術後のリハビリの時間を時間を要することはないなどがメリットです。耐久年数が15~20年で生涯に一回の手術と考えますと60歳以上の比較的、高齢な方が望ましいと考えられます。最近では人工関節の耐久性があがり20年、30年以上機能が期待できるようです。

手術

難しく専門性の高い手術です。最近では、実際に患者さんの股関節を3DCTなどを使ってコンピューター上で再現し、実際に骨の切る位置や移動する程度を手術の前にシュミレーションすることができます。そして、コンピューターの情報から3Dプリンターで模型を作り、手術前に計画をすることで、実際の手術で切る場所を事前に把握することができます。

入院期間

一般的に入院期間が「骨切り術」では6週間~8週間、「人工関節置換術」では2週間~3週間です。

手術後に気を付けること

  • 痛みがなくなるため、使い過ぎてしまうこと。
  • 稀に人工関節がはずれることがある。(脱臼する)
  • 脚を組む、股関節から体をねじる、腰を深く曲げるような動作はしてはいけない。