7月25日(日曜日)今日は、大宮ソニックシティーに「伊奈病院 整形外科部長 石橋英明先生」の講演を聞きに行ってきました。演題は「運動器疾患における保存療法と手術療法の分岐点」で、簡単に言うと、患者さんがみずき整骨院にケガをして来院した際に、手術をしなくてはいけないケガか、それとも、手術をしなくても大丈夫なケガかを判断する基準を学んできました。これは、整骨院にとっても重要で、判断を間違えると治らなくなって、後遺症が残ってしまう可能性も出てしまいます。知識としては、十分に理解してつもりですが、手術は進歩しています。患者さんの最善の治療を提供するためにも、日頃の勉強が大切だと思っています。今日の勉強会の内容をまとめてみました。

骨折に対して手術を考慮する分岐点

  • 開放骨折(骨折部の骨が見えたり、皮膚から骨が突き出たりする骨折)か閉鎖骨折か?
    開放骨折は、手術が必要で、骨折後、6時間以内に処置をしないと、骨が細菌感染してしまう。子供は要注意
  • 転位の程度
    骨のズレが大きい場合は手術が必要
  • 骨折が関節の中か、その付近か?
    関節の中の骨折は、手術が必要
  • 筋肉の付いている場所の骨折
    筋肉の付いている骨の骨折は、強固な固定が必要なため、手術が必要
  • 荷重部か非荷重部か?
    体重を支える負担の多い骨は、強固な固定が必要なため、手術が必要
  • 年齢やADL(日常生活動作)も考慮

変形性関節症の対して手術を考慮する分岐点

膝関節

  • 強い痛みが慢性的に続く場合
  • 歩行が10分程度しかできない場合
  • 内反(O脚)が強い膝で痛みが続く場合
  • 屈曲拘縮(膝が真っ直ぐ伸びず、20度以上曲がっている)
  • 屈曲制限が強い場合、膝が90°以上曲がらない

股関節

  • 強い痛みが慢性的に続く場合
  • 歩行が10分程度しかできない場合
  • 可動域制限が強く歩容が悪い場合
  • 二次的に慢性的な腰痛を生じている場合

腰部脊柱管狭窄症で対して手術を考慮する分岐点

  • 100m以上、止まらないで歩くことができない(脚や腰が痛く歩けない)
  • 急速に筋肉低下を生じた場合
  • 脚(膝から下)の皮膚の感覚がない場合
  • 膀胱直腸障害(尿、便が出ない)を来た場合
  • 肛門周囲、会陰部の強いしびれがある場合