超高齢化社会の到来により、要支援・要介護者は、6年間で約2倍と急速に増え約450万人に達しています。その原因は、「脳卒中」23.3%「認知症」14.0%「関節疾患」12.2%「転倒・骨折」9.3%であり、5人に1人が「関節疾患・転倒・骨折」が原因となっています。(平成19年度国民生活基礎調査)
要支援・要介護者になる原因の1つとして、運動不足による筋肉の低下が関係してきます。トレーニングよる筋力増加効果は若年者ほど強くはないものの高齢者においても効果があることが広く認められています。

介護が必要となった主な原因

入間市|要支援・要介護者の予防

介護が必要となった主な原因で最も多い疾患は脳卒中で、認知症、高齢者による衰弱、関節疾患、骨折、転倒が順に多くなっています。4位の関節疾患、5位の転倒・骨折で、これら二つを合わせれば、1位の脳卒中と同じくらいの頻度となり、筋力トレーニングや柔軟性の向上を目的とした運動が要介護の予防となり、運動習慣が重要だと裏付けものです。
そして、寝たきり度別にみた原因疾患はランクJでは、「関節疾患」が最多となります。

日常生活自立度

ランクJ
何らかの障害を有するが、日常生活はほぼ独力で外出できる。
ランクA
室内での生活は概ね自立しているが介助なしには外出できない。
ランクB
室内での生活は介助を要する。日中もベット上での生活が主体であるが座位を保つ
ランクc
一日中ベット上で過ごし、排泄、食事、着替えにおいて介助を要する。

歩行機能訓練の勧め

高齢者の歩行障害として、関節の痛み・関節の動きが悪いなどにより歩行が困難になっていることが多いです。また、歩行障害で杖を使った歩行に移行する方は、脚の筋肉が弱い・開眼片足立ち時間が短いという特徴があることが知られています。そして、日常生活を十分に送るには片脚で体重の約60%を持ち上げるだけいの脚の筋力が必要とされています。そのため、開眼片脚立ち時間が短いと転倒しやすく、骨折のリスクが上がるといわれています。このことから、みずき整骨院では、脚の筋力増加・バランス機能の訓練を勧めています。

  • 歩行機能訓練の問題点

    中高年者は、運動の不足が問題とされています。そのため、筋力が弱くなっている可能性が高く関節の緩みがあったり、骨・関節軟骨・椎間板等に損傷されている方もいます。運動を行う際には、その方の筋力に応じて、運動に伴う関節への過剰な負荷を配慮しなくてはなりません。単なる運動不足対策で、運動指導を行うと、変形性関節症が悪化し痛みにより、運動が継続ができなくなります。

  • 関節の施術と歩行機能訓練の2本立ての対応

    中高年者すでに関節に痛みを持っていることが多く、そのため、運動をする際には、関節への施術と併用をおすすめします。みずき整骨院では、歩行機能訓練と共に関節周囲の筋肉を緩め、関節への配慮を行っています。